ちいかい介護クイズ Q.1

認知症による物忘れは「体験したことの一部を忘れてしまう(例:朝ごはんのメニューを忘れてしまう」ことである。〇か×か

物忘れには、加齢によるものと認知症によるものがあります。

この2つが明確に区別できればよいのですが、現実にはなかなか難しいものです。

今回のクイズ   認知症による物忘れは「体験したことの一部を忘れてしまう(例:朝ごはんのメニューを忘れてしまう」ことである。 〇か×か  

正解は・・・

認知症による物忘れは「体験したことをすべて忘れてしまう」

朝ごはんの例で説明するなら「朝ごはんのメニューではなく、食べたこと自体を忘れてしまっている」ということなので、答えは×です。

認知症の場合、体験したこと自体を忘れてしまっているため、同じ行動を何度も繰り返すといったことがよく見られます。

他にも加齢による物忘れと認知症による物忘れの違いとして、下記のような特徴があげられます。

参考:政府広報オンライン
「もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン」

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html

認知症の初期は、加齢による物忘れに見えることが多いです。しかし、

・仕事や家事など、普段やっていることでミスが増える

・お金の勘定ができなくなる

・慣れた道で迷う

・話が通じなくなる

・憂うつ・不安になる、気力がなくなる

・現実には存在しないものが見える、妄想がある

などの症状が出てきたときは、専門機関に相談をしましょう。

参考:厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス こころの病気を知る「認知症」

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_recog.html