ちいかい介護クイズ Q.3
近年、 親族・警察官・弁護士等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目に
金銭等をだまし取る(脅し取る) 詐欺が増加しています。
今回はこうした詐欺に遭わないための対策をクイズ形式で出題します。
Q.孫や息子など親族を装う詐欺の電話がかかってきたとき、有効な対策はどれ?
①本物の親族の声か、よく聞く
②名前をたずねる
③合言葉をたずねる
正解は…
③『合言葉をたずねる』です。
家族にしかわからない合言葉を決めておけば、犯人が家族を装って電話をしてきても見破ることができます。また、不審に思ったら一度電話を切り、家族や親族に確認の電話をすることも大切です。
警視庁 犯罪抑止対策本部 抑止対策・分析係 https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/joho/movie/hanyoku/456.html
「携帯番号が変わった」「風邪ひいた」は詐欺!
最近では、最初の電話で
「風邪をひいて、喉の調子が悪い」などと言って、声が違うことを不自然に思われないようにし、
さらには「携帯をなくした(盗まれた、壊れた)」と言って、携帯電話番号が変わったと思い込ませます。
その後再度、息子や孫になりすました犯人から電話があり、
「会社のお金を株に使い込んでしまった」
「会社のお金(小切手)が入ったカバンを落としてしまった」
などと話し、お金が至急必要であることを持ちかけてきます。
要注意ポイント
犯人側は金融機関の窓口で詐欺被害防止のために引き出し理由を確認されることを知っているため、
銀行での振る舞いについても指示してくることがあります。
また、直接お金を渡す場合は本物のお子さんなどが来ることはなく、
受け子と呼ばれる者がお金を引き取りに行くと言われます。
電話でお金の話が出たら、いったん電話を切り、すぐに家族などに相談を!
突然の電話で慌ててしまいがち。 被害を防止するために日ごろから対策をしておきましょう。
- 常に留守番電話機能を設定しておく
- 迷惑電話防止機器を利用する
- 事前に家族の合い言葉を決めておく
- 個人情報や暗証番号を教えない
- 電話をかけてきた家族に自分から電話をして確認する
警視庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ 特殊詐欺の手口 オレオレ詐欺
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/oreore/
さまざまな手口にご注意を!
被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、
指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、
不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪を特殊詐欺といいます。
以前はオレオレ詐欺や振り込め詐欺と呼ばれる手口が一般的でしたが、
今は巧妙な手口が多様に存在しますので、それらの特徴をしっかり把握しておきましょう。
警視庁・SOS47 特殊詐欺対策ページ 特殊詐欺の手口と対策
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/